「7つのAIから1本を選ぶ」でAを選んだ人は、このコースです。 Bを選んだ人は「Claude Code入門」へどうぞ。中身はわざと同じにしてあるので、片方だけで成立します。

で、結局なにが変わるんですか

返ってくるものが、文章からファイルになります。

ここまで使ってきたAIって、こっちが聞いて、向こうが文章で答えて、 それを自分でコピーして、貼って、名前を付けて保存して、 というところまでは全部こっちの手でやっていましたよね。

Codexは、そこが変わります。頼むと、自分のパソコンの中でファイルが増えたり、書き換わったりする。画面から運び出す作業が要らなくなる、という言い方のほうが近いかもしれない。

「答える」から「やる」へ

ここまでのAICodex
頼んだあと答えが画面に返ってくるパソコンの中で作業が進む
出てくるものチャットの中の文章フォルダの中のファイル
自分がやることコピーして、貼って、保存する置き場所を決めて、頼む

できることの量が増えるというより、自分の手が要る場所が減るという変化です。

で、ここまで読むと、じゃあChatGPTのほうはもう使わないのかという話になりますけど、 そういうことでもないんですよね。 言い回しを2つ並べて比べるとか、頭の中をいったん整理するとか、 その場で聞いて済む短いやりとりは、いまのチャットのままがいちばん速いです。

分かれ目は、道具の強さではなくて、答えが返ってくればいいのか、手元に物が残っていてほしいのかのほう。 同じ「この文章を読みやすくして」でも、その場で読んで終わりならチャットで足りるし、 元の原稿を残したまま別の名前で保存して、あとで見比べたいならCodexの仕事です。

ここだけ覚える

頭の中を整理する段階はチャット、形にして残す段階はCodex。 どちらか1つに絞るより、この分け方のほうが迷わないと思います。

1回頼むと、そのまま順番にやります

ここがいちばん違うところで。 ふつうのチャットだと、1回聞いて、1回返ってくる。 次にやってほしいことは、また自分が言う。その繰り返しでした。

Codexは、終わっていてほしい状態だけ渡すと、そこまでの手順を自分で組みます。読んで、考えて、書いて、保存して、と順番に進んでいく。 途中でこちらが指示を足さなくても、勝手に次へ行きます。

1回の依頼が、いくつもの作業に分かれて順番に進む。こちらが口を出すのは、最初と最後だけ
1回の依頼が、いくつもの作業に分かれて順番に進む。こちらが口を出すのは、最初と最後だけ

エージェント(AIが途中の作業まで自分で進めてくれる仕組み)と呼ばれているのは、 この動き方のことです。名前のほうは、覚えなくて大丈夫です。

何を任せられるのか

具体例が無いとピンとこないと思うので、 僕がいま実際に任せているものを並べます。

  • 伸びた投稿と、売れたnoteを読ませて、なぜ効いたのかを型にして1枚に残させる
  • 投稿ネタをリサーチさせて、使えそうなものを選ばせて、 さっきの型を渡して投稿まで書かせる。ここまでを一続きにする
  • 書き上がった投稿を、カルーセルの画像に組み直させる
  • 自分のアカウントの数字を読ませて、グラフにして、 毎週レポートを1本出させる。それを見て次の週を決める
  • noteを1本書かせる。ツールやサイトを作らせる

最後のやつ、いま読んでいるこのサイトも、そうやって作っています。僕はコードを1行も書いていません。喋って、直させて、また喋る。それだけです。

いま全部できるようになる必要はないです。 上のいくつかは、このカテゴリの後ろのコースでそのまま扱います。 ただ材料が自分の手元にあるものばかりだ、というところは見ておいてください。 渡す材料が無い作業を頼んでも、それっぽいものしか返ってきません。

怖いところも、先に言っておきます

つまずきやすいところ

自分のパソコンの中を勝手に触られるのが、正直こわい。

触っていい範囲は、こちらが決めます。渡したフォルダの中だけで動いて、外へ出ようとするときは毎回止まって聞いてきます。その設定を、STEP 4 でやります。

覚えるのは、機能の名前じゃない

Codexを開くと、知らないカタカナが一気に並びます。 そこで1つずつ調べ始めて、調べているうちに何をしに来たのか分からなくなる、 というのがいちばん多い止まり方だと思っていて。

先に持っておくのは、言葉ではなく、頼むときの順番のほうです。

順番は4つ。このコースの残りも、そのままこの順で進みます。

順番決めることやるSTEP
1仕事場を選ぶ。どのフォルダの中で動いてもらうかSTEP 4
2完成物を決める。終わったときに何が残っていればいいかSTEP 6
3権限を決める。どこから先は自分に聞いてほしいかSTEP 4
4変更を確認する。頼んだとおりに変わっているか自分で見るSTEP 6

言葉のほうは、覚えなくても手は動きます。 この4つが一周してから見に行けば、たいてい「あ、あれのことか」で済むので。

ここまでのまとめ

ここだけ覚える

Codexは、答えを返す道具ではなく、決めた範囲の中で手を動かす道具です。

次のSTEPでは、いま自分が使える状態かどうかを確かめます。 お金の話が1回だけ出てきますけど、 ここを飛ばすと最後のSTEPの手前で止まるので、先に片付けてしまいます。

終わったら、ここが言えるか確かめる
  • 頼んだあとに何が起きるか、ここまでのAIとの違いを1つ言える
  • 1回の依頼で複数の作業が順番に進む、という動き方を知っている
  • 自分の手元にある材料を、1つ以上思い浮かべられる
  • 仕事場・完成物・権限・確認、という4つの順番を言える