先に1つ、考えてみてほしい
もし今日、自分のやっていることを丸ごとAIに任せたら、 何が返ってくると思いますか。 すごいものか、それとも、どこかで見たようなものか。
答えを先に言うと、後者です。どこかで見たような、平均的なものが返ってきます。 AIの性能が足りないからではありません。むしろ性能どおりの結果です。
あなたの情報を1つも渡していなければ、返ってくるのは誰のためでもない平均です。
AIは、世の中の膨大な文章から「いちばんありそうな続き」を作る道具なので、 こちらが何者で、何を知っていて、何をしたいのかを渡さない限り、 世の中の真ん中あたりの答えを出すしかない。 全任せというのは、その真ん中を受け取り続けることです。

「AIっぽくて嫌い」の正体
SNSで、AIが作った画像や文章に冷たい反応が付いているのを見たこと、あると思います。 僕はあれ、AIが嫌われているというより、全任せで作られたものが嫌われているんだと思ってます。
誰かが指示ひとつで量産した、平均の塊。 そればかり目にすれば、そりゃAIって薄いなという印象になる。 見ている側の感想としては正しいんですよ。 ただ、それはAIの上限ではなくて、渡した情報の下限が見えているだけです。
薄いのはAIではなく、渡したものの薄さがそのまま出ている。全任せの出力を見てAIを判断すると、道具の値打ちを見誤ります。
同じ道具で、なぜ差がつくのか
一方で、同じAIを使って明らかに質の違うものを出している人たちがいます。 大きい会社の最前線でも、個人でも。 使っている道具は同じです。課金額の差でもない。
差は、渡しているものです。 その人の知識、それを言葉にして渡す力、積んできた経験と判断。 それを材料としてAIに流し込めるかどうかで、 同じ道具から出てくるものが別物になります。
うまく使えないのは、有料プランじゃないから・最新のAIじゃないからだと思っている。
課金で解決する差より、渡す材料で開く差のほうがずっと大きいです。僕も無料の範囲で使い始めましたが、詰まった原因はプランではなく、渡すものが自分の中に無かったことでした。次のSTEPで、この差の仕組みを1つの式にします。
- 全任せの出力が平均になる理由を、自分の言葉で言える
- 「AIっぽくて薄い」の正体が何か、説明できる
- 同じAIで差がつく理由が、道具ではなく渡すものだと分かった