「入れるな」と「入れないと相談にならない」の板挟み

AIに個人情報を入れるな、という注意はあちこちで目にします。 で、その通りにしようとすると、今度はこうなりませんか。 自分の状況を何も書けないなら、相談にならなくない?と。

悩みリサーチをしたとき、この板挟みの声がいちばん共感を集めていました。 AIに個人情報は大丈夫かと聞いたら、AI本人から 「個人情報は入力しないでください」と言われた、という笑い話みたいな投稿に、 千件を超える共感が付いていた。みんなここで困ってるんですよ。

答えは「全部入れるな」ではなく「線を引いて入れる」です。線はこのコースで引きます。

書いたものは、どこへ行くのか

怖がる前に、事実を並べます。チャットに書いた内容は、おおまかに言うとこうなります。

  • 履歴として残る。自分のアカウントの中に、会話として保存されます
  • AIの学習に使われることがある。サービスや設定によっては、 書いた内容がAIの改善の材料に回ります。これは設定で止められます(STEP 3でやります)
  • 運営会社のサーバーに置かれる。ネットのサービスに文章を送る、 という意味では、メールやクラウドのメモと同じ構図です

つまり「書いた瞬間に世界へ公開される」わけではないです。 SNSに投稿するのとは全然違う。 ただ、自分の手元だけに置いておく紙のメモとも違う。 この中間にいる、という位置づけが分かっていれば十分です。

紙のメモとSNSの中間。履歴に残り、設定しだいで学習にも使われる
紙のメモとSNSの中間。履歴に残り、設定しだいで学習にも使われる

登録情報と、チャットに書く情報は別の話

ここ、混ざりやすいので分けておきます。 有料プランの支払いでカード情報を登録するのは、 他の買い物サイトと同じ決済の仕組みに乗る話で、チャット欄とは別の場所です。

ここだけ覚える

問題にしているのはチャット欄に自分で書き込む情報のほう。 次のSTEPで、そこに3本の線を引きます。

つまずきやすいところ

よく分からないから、とりあえず何も個人的なことは書かないようにしている。

それだとAIの値打ちが半分以上消えます。相談ごとは、状況を渡すほど答えの質が上がるので。「何を守って、何を渡すか」を決めれば安心して渡せるようになります。守るものは、実は数種類しかありません。

終わったら、ここが言えるか確かめる
  • チャットに書いた内容の行き先を、3つ言える
  • 「公開される」と「保存される」の違いが分かった
  • 支払いのカード登録とチャット入力が別の話だと分かった